2026年7月26日 (日) 6:06
【TVの裏側】イタリア番組のBGMにモヤッとする正体 🇮🇹
テレビのイタリア特集で、よく耳にする『フニクリ・フニクラ』。 「なんか映像と曲の雰囲気が合ってない…?」 そう感じたことはありませんか? 実はその違和感、大正解です。 現地の文化を知ると、日本のTV番組の「ある弱点」が見えてきます。 💡 結論:あの曲は「南ナポリの超具体的CMソング」 ルイージ・デンツァが作った『フニクリ・フニクラ』は、1880年にナポリのベスビオ火山に開通したケーブルカーの乗客誘致のために作られた「世界最古のコマーシャルソング」です。 つまり、100%「ナポリ(南イタリア)」の曲。 これを「北の水上都市ヴェネツィア」の映像に合わせるのは、例えるなら「京都の金閣寺の映像に、沖縄の三線(サンシン)の曲を流す」くらいのズレが生じています。 ⚠️ なぜ、TVはズレた選曲をしてしまうのか? 理由は、制作陣の「安易な記号化(思考停止)」です。 * メリット:「フニクリ・フニクラ=イタリア」「鬼のパンツのメロディ」という高い知名度があるため、1秒で「あ、イタリアの映像だな」と視聴者に認知させられる。 * デメリット(盲点):「イタリア=全員陽気」というステレオタイプを押し付けることになり、洗練された北部のモダンな空気感や、ロマンチックな情緒が台無しになる。 本来、ヴェネツィアの映像なら、現地出身のヴィヴァルディ(『四季』など)の優雅なバロック音楽を流すのが、街の空気感に100%マッチする正解です。 👀 次にテレビを見るときの「面白い視点」 次に海外の紀行番組を見るときは、 「流れているBGMのルーツ」と「映像の都市(北か南か)」が一致しているか を答え合わせする感覚でチェックしてみてください。 こだわって作られている番組か、手抜きのテンプレ番組かが一発で見抜けるようになりますよ!