5/5 (月) 20:21
GWにドカ食い気絶したら。
嘔吐と下痢と発熱で寝込むことになった笑 GW中だから、病院に行くレベルになっても、 休日営業をしてる病院に駆け込むか、 救急で、急外を受診するしかない。 なんとしてでも悪化しないように、 気合いで治さなければ… 下痢や嘔吐は、ウイルスを排除するための防御システムだから、 薬で無理に止めたら、治りが悪くなる。 発熱や関節痛に対して、鎮痛剤を使うのも良くない。 胃が弱ってる状態で、鎮痛剤を胃に入れると、 余計に胃が悪くなってしまう。 発熱も、免疫システムを活発化させるための防御システムのうちの一つだ。 白血球は、平熱よりも、少し高いくらいの温度の方が、戦闘力が上がるから、 病原菌が侵入すると、体温が上がる。 人間の体は、薬以上に優秀だ。 薬なんかに頼らなくても、安静にしてれば治る。 実際に、不快な症状は、3日程度で消失し、 病院や薬に頼らずとも、回復した。 ドカ食い気絶部やって、体調が悪くなるたびに、 ドカ食い気絶部を引退しようと思うんだけど… 忘れた頃に「自分だけは大丈夫だ」という根拠のない自信だけで、ドカ食いを再開してしまう。 私に必要なのは、薬ではなく、学習能力だ笑 ドカ食いをやめられる薬が欲しい笑 というわけで、調べてみたのだが… GLP-1という糖尿病薬が、ダイエット薬として使われているらしい。 内服薬なら、リベルサス、 注射薬なら、オゼンピックや、マンジャロという商品名の処方医薬品だ。 医師の処方箋がなければ買えない。 しかし、この薬が、絶妙に高い。 私は、健康診断オールAの健康優良児なので、保険は使えず、 1ヶ月で、2-3万円の薬代がかかる。 私が働く調剤薬局にも、この手の薬を貰いにくる人がいるが、 みんな、めちゃめちゃ横幅がデカい。 …私が使ったら、痩せすぎて、違うビョーキになりそうだな。 薬なんかに頼らず、普通にドカ食い気絶部を卒業しよう。
5/2 (金) 1:40
コンビニ人間
コンビニ人間という作品を読んだ。 主人公は、36歳の女性。 大学の頃から、18年間、コンビニでアルバイトをしている。 彼女は「普通」じゃない。 幼稚園の頃は、綺麗な小鳥の死骸を見て、 「お父さんは、焼き鳥が好きだから、持って帰って食べよう」と言う。 当然、周りのお友達は「かわいそう」だと言って、 お墓を作ったが、彼女からすれば、 わざわざ食べられるものを、土に埋める意味が分からない。 小学校でも度々、問題を起こしている。 男の子同士の喧嘩を止めろと言われて、 男子児童の頭を、思いっきりスコップで殴った。 女性教員がヒステリーを起こした時は、 ヒステリーを止めようと、教員の下半身を裸にした。 殴ったり、脱がせたりすれば、目的は達成されるが、 周りは、なぜか自分のことをおかしいと言う。 周囲の大人たちは、虐待やネグレクトを疑ったが、 主人公の家庭は、絵に描いたように幸せな家庭だ。 カウンセリングにも行ってみたが、 「愛情を注いで、ゆっくり見守りましょう」と、 薬にも毒にもならないことを言われるだけ。 以来、彼女は、友達も作らず、必要以上のことは喋らず生きていく。 トラブルは無くなったが、両親は、 このまま生きていけるのかと、心配していた。 そんな時、コンビニの求人を見つける。 彼女にとって、コンビニバイトは転職だった。 マニュアル通りに生きるだけ。 コンビニでは、作るべき表情まで教えてくれる。 彼女は、コンビニで働くためだけに、 最適化された「コンビニ人間」として生まれたのである。 彼女にとって、マニュアル化されたコンビニは居心地が良かった。 私は、そんな彼女を見て「ケーキの切れない非行少年たち」を思い出した。 ケーキの切れない非行少年では、何かしらの罪を犯して、ネンショーにいる境界知能の子について書かれた作品だ。 ※ネンショー=少年院の略 ※境界知能=知的障害と診断されるレベルではないが、 普通の人よりも、知能指数が低い状態のこと。 時に、境界知能の少年にとって、ネンショーは、居心地の良い場所になりうる。 良くも悪くも、ネンショーでは、 刑務官の話を聞いて、指示に従っていれば、 大きなトラブルに発展することがない。 自由には、責任が伴う。 自由を享受したいなら、その自由が人に与える影響や、 行動を起こした結果を想像する能力が必須だ。 しかし、世の中には、自由を享受するために必要な想像力が欠如している人がいる。 そんな人たちにとって、マニュアル通りに生きるだけの不自由な世界は、居心地がいい。 コンビニ人間の女性には、ASDの傾向がある。 ※ASD=知的な遅れがないタイプの自閉症。発達障害の一つ。 自由を謳歌するのに必要な想像力が欠如しているから、 マニュアル化されたコンビニに居心地の良さを感じる。 私は、良くも悪くも「普通の人」だから、 36歳独身で、バイト経験しかない女性を見つけると、 お節介ながら、心配してしまうだろう。 幸せの形は、多種多様と言いつつ、 「普通じゃない」人間に、プライバシーもへったくれもない。 「なんで結婚しないの?」 「就職しないの?」などと無神経な質問を投げかける。 「普通」の人間として、今までの自分の発言に反省すべき点があったことに気がついた。 本当に人生は色々で、周りから見れば、心配になる人も、 その人にとっては、最高の人生なのかもしれない。 私は、そういう幸せを理解できる人間でありたい。