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枢木レイさんのブログ

2024年12月31日 (火) 1:17

人に感謝しない人間の末路

現役時代に立派だった人も、 認知症になれば、みな平等。 認知症とは、医療の進化によって、 体の寿命が伸びた結果、 体の寿命よりも先に、脳の寿命が来てしまった状態だ。 汚い話だが、うんこをイジイジするような老人も普通にいる。 その老人は、現役時代に凄腕弁護士だったり、 医者だったりするわけだが… うんこをイジイジしている老人に、名誉もへったくれもないだろ? 名誉なんて、自己承認欲求を満たすためのツールに過ぎない。 確かに、地位や名誉があれば、周りはチヤホヤしてくれるのかもしれない。 しかし、そういう人は、地位や名誉を失った途端に離れていく。 全てを失った時、自分の周りには誰がいる? 承認欲求の奴隷になって、本当に大切な人のケアを怠ると、 老後は、誰1人、支えてくれる人がいない孤独な生活になる。 仕事にかまけて、熟年離婚をされる夫は、 その典型例だな。 特に、産前産後の恨みは、一生ものだ。 目の前の仕事は、奥さんに捨てられるリスクを負うほどの価値があるのかい? 仕事を理解しない妻が悪いという人もいるが、 お前は、妻に理解してもらう努力をしているのか? 自分を理解してくれない相手が悪いと言ってる奴ほど、 理解してもらう努力を怠っている。 熟年離婚された夫の末路は、悲惨だ。 特に、今の高齢者世代は、 タオパンパが珍しくない世代である。 ※タオパンパ=パンツとタオルとパジャマを奥さんに用意してもらわないと、風呂に入れない男を意味する言葉。 金はあっても、生活力がないから、 奥さんに離婚された途端に、家がゴミ屋敷化する。 昔、働いてた高齢者施設で、 ゴミ屋敷から救出された男性がいてさ。 生活力が皆無なのに、プライドだけは一人前。 離婚した奥様はもちろん、ご子息様やご息女様も面会に来ない。 最後の最後には、介護士にも、疎まれながら死んでいったな。 彼に足りなかったのは、出産に立ち会わなかったことでも、 家事育児に非協力的だったことでもない。 たった一言「ありがとう」といえば、 丸く収まっていたはずだった。 しかし彼は、プライドの高さが邪魔をして、ありがとうと言えなかったから、孤立した。 地位や名誉を手に入れると、チヤホヤされるから、 やってもらって当たり前だと思いがちだが、 感謝の気持ちがない人は、全てを失った時に、全てを失う。 せめて、年末年始くらいは、家族サービスをしても良いのではないか? …なんてことを考えていた。 私も、日頃から癒してくれる猫に尽くすことにしよう。