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マヤ さんのブログ

2009年6月24日 (水) 15:05

童謡・蛙の鳴き声検証 【童謡の蛙の鳴き声から種類を検証其の②】~蛙の夜廻り篇~ 蛙(かわず)の夜まわり 一、蛙(かわず)の夜まわり ガッコ ガッコ ゲッコ ピョン ピョン ラッパ吹け ラッパ吹け ガッコ ゲッコ ピョン それ吹け もっと吹け ガッコ ゲッコ ピョン ガッコ ゲッコ ガ ハ ピョンコ ピョンコ ピョン ガッコ ゲッコ ゲ ハ ピョンコ ピョンコ ピョン ガッコ ピョン ゲッコ ピョン ガッコ ゲッコ ピョン 二、寝坊の蛙も ガッコ ガッコ ゲッコ ピョン ピョン あわてて 飛び起き ガッコ ゲッコ ピョン ラッパ吹く ラッパ吹く ガッコ ゲッコ ピョン ガッコ ゲッコ ガ ハ ピョンコ ピョンコ ピョン ガッコ ゲッコ ゲ ハ ピョンコ ピョンコ ピョン ガッコ ピョン ゲッコ ピョン ガッコ ゲッコ ピョン 三、朝まで夜通し ガッコ ガッコ ゲッコ ピョン ピョン 寝ないで 夜まわり ガッコ ゲッコ ピョン それ吹け もっと吹け ガッコ ゲッコ ピョン ガッコ ゲッコ ガ ハ ピョンコ ピョンコ ピョン ガッコ ゲッコ ゲ ハ ピョンコ ピョンコ ピョン ガッコ ピョン ゲッコ ピョン ガッコ ゲッコ ピョン 野口雨情作詞 中山晋平作曲 昭和四年 (作成したメロディーを直接録音しているので、聞き取りづらいかも知れません) 野口中山のコンビの作品です。 ~検証~ ガコゲコ鳴く蛙というのは多いので難しい、しかも歌詞を見ても生息地が解らない(田んぼなのか山なのか沼なのか)とりあえず本州に生息する蛙のみを限定して検証しました。 候補の蛙と鳴き声 ①ニホンアマガエル(アマガエル科) 鳴き声→グワッグワッグワッ ②ヌマガエル(アカガエル科) 鳴き声→ゲ、ゲ、ゲ、ゲ ③トウキョウダルマガエル(アカガエル科) 鳴き声→ゲゲゲゲギョギョギョギョ この三体に絞って検証してみました。 この歌を聴くと「かえるのあまがさ」という与田準一さんの絵本を連想させます。「はたけのあめふりぴちぱたぽん」と蛙が葉っぱを持ちながら行列で歩いていく内容で、絵が那須良輔さんという方なのですが、筆絵がいい味を出しています。 そしてこの絵の蛙は大きめで目が突き出ていることからトノサマガエルによく似ていて、アカガエル科の蛙と推測できるので、この歌の主人公の蛙はトノサマガエルによく似たトウキョウダルマガエルではないか?と思いました。 アカガエル系のカエルは跳躍力が凄く、とにかく跳ね回りますから「ピョンコピョンコピョン」の部分もしっくりきます。 そしてこの手のオスの蛙たちはテリトリーを持つので他の雄が自分の縄張りに侵入しないように夜回りをしているのか?と考えてみたけれど、それじゃあなんとなく夢がないな…蛙たちがみんなでラッパを吹きながら夜回りをしてるというイメージなので(勝手なイメージ専攻です)…では同じくアカガエル科で目が突き出てるヌマガエルのほうが有力でしょうか?ヌマガエルはトウキョウダルマガエルよりも小柄で図鑑を見ると鳴き声が「ギュウギュウ」と表現されています。 うーん…それじゃあ違うのか…。私にはゲコゲコと聞こえていたのですが。 そして田んぼの、カエル界のアイドルニホンアマガエル。これを候補にいれたのは単純に可愛いからというのと私的に歌のイメージに合うカエルだからです。そう、ただの贔屓です。 しかしながらアマガエルは葉っぱや枝にくっついてることが多く跳躍力がとくにある訳でもないし、あまりアクティブにジャンプしないから、歌の「ピョンコピョンコ」の部分には合いません。 長くなりましたが、私の勝手なイメージという概念にとらわれずに推測と、一番有力なカエルは「トウキョウダルマガエル」であるという結論になりました。(アバウトな結論ですね) 余談ですがトウキョウダルマガエルは数が減少していることから絶滅が心配されています。絶滅危惧種になるのも時間の問題かもしれません。