2025年1月8日 (水) 20:03
フリーランスの働き控え問題
正月早々、風邪で死んでたけど… 明日からは、また頑張るで!! 103万円の壁があるから、働き控えをする主婦や学生が多いというが… それはフリーランスの私も同じだ。 フリーランスが最も恐れるのは、 国民年金と国民健康保険。 所得税や住民税は、累進課税だから、 稼ぎが少なければ、税率が下がるが、 健康保険と年金は、累進性が低いから、 稼ぎが中途半端な人が、最もダメージを受ける。 国民健康保険料は、住んでる自治体によって金額が変わるが、だいたい年収の10%強。 しかも、国民健康保険は、無職の人も、 保険料がゼロになることはなく、累進性が低い。 私は、それなりに健康に気を遣っている上に、薬や病院の類いが大嫌いなので、 ほとんど病院に行かない。 いっそ、保険証はいらないから、 健康保険料を免除にしてほしいくらいだ。 国民年金は、無職の人も、年収1億の人も、 一律で月16980円。 支払いが難しい場合、免除申請をすれば、 減額or全額免除できることもある。 個人事業主の所得税の課税額は、 売上-経費-青色申告控除額から計算される。 例えば、売上300万、経費200万、 青色申告控除額65万円なら、 300万-200万-65万円=35万円。 そこから、所得税の基礎控除48万円を差し引けば、-13万円になるので、 この人は、所得税が非課税だ。 ちなみに、給与所得者の場合、 収入-給与所得控除(55万円)-基礎控除(48万円)が所得税の計算対象になる。 これが、55万+48万円=103万の壁だ。 そこで、私のような怠け者の個人事業主は考える。 あまり働かずに、収入を抑えて、 住民税非課税世帯になれば、国民年金は全額免除、国民健康保険は数千円に抑えられるのではなかろうか? 選挙前になれば、10万円をもらえる時もある。 ましてや私は、仕事の勉強をして、 収入を上げたいと思っているので、 引かれる額が高すぎるなら、 稼ぎを増やすための勉強に時間を使いたい。 日本の税制は、中途半端に稼ぐ人が、 損だと感じやすいようにできている。 年収が少なすぎる人は、税が免除され、 高給取りは、税率が高くても、 生活が苦しくなるほど、差っ引かれることはない。 確かに、年収4桁万クラスになると、 年間の健康保険料は、92万円と高額だが、 どれだけ稼いでも、92万は超えない。 年収300万の36万円と、 年収2000万円の92万では、その重みが違うのは明白だ。 ましてや、国民年金に至っては、 年収300万も、年収2000万円も、 一律に、16980円。 フリーランスは、経費で落とせるからいいねという人がいるが、 その経費も、結局は、自分のお金だ。 経費で落とせるからと言って、無限に使えるわけじゃないし、 経費じゃないものを経費として書いたら、 それは、タダの脱税である。 バカみたいに稼げるフリーランスなら、 法人化でもして、思いっきり稼いでしまった方がいいけど、 働いても、年収3桁万円未満なら、 いっそ、働き控えをした方が、得だと思う。 ましてや、今は、消費税が10%な上に、 円安で、ダメな物価高が続いてる時代だ。 だから、私は、住民税非課税世帯でも暮らせるレベルの贅沢しかしないし、 嫌でも、収入を増やさざるを得なくなるローンを組まない。 きっと、税金や社会保険料負担が増えて、 選択的貧乏生活をする人が増えてるから、 日本経済は成長しないのだろう。