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枢木レイさんのブログ

2025年3月24日 (月) 20:32

手取り25万円のお仕事

私の得意技。 それは誰よりも早く、必要な情報を見つけること! チャット中でも、わからないことがあれば、 もう一台のモニターで、ブラウザを立ち上げて、すぐに調べる。 「芸能人の人やねんけど、名前忘れた、なんやっけ?」みたいなケースでも、 「〇〇の映画に出てた人」とか、 小さな情報から、目的の情報を絞り込むことができる。 そんな才能を買われて、某会社の社長から、 秘書にならないかと、お誘いを受けたこともある。 高い情報収集能力に加えて、 飲み会の場所をセッティングしたり、 気の利いた贈り物を考えたりするのも得意だ。 人をサポートするような仕事に、適性があるのだと思う。 どんな仕事をするにしても、 私は、全力で、想像力を駆使する。 例えば、梅田で集合と言っても、 「梅田」と呼ばれる範囲は広いから、 みんなが同じ場所に集まれる可能性は低い。 だから、紀伊國屋書店の梅田本店の神戸線側入り口とか、 誰もが、イメージしやすい場所を指定する。 また、紀伊國屋の場所を知らない人には、 調べる手間をかけさせることになるから、 Googleマップのリンクと、 紀伊國屋書店の店内図も貼っておく。 あえて紀伊國屋を選択したのは、 早く着いても、時間を潰しやすいからだ。 人によっては、約束時間よりも、早めに着かないと、落ち着かない人が一定数いる。 そんな人たちにこそ、有意義な待ち時間を過ごしてほしいから、 お金を使わずに、時間が潰せる場所を指定する。 そんな能力を買われて、手取り25万の契約で、 秘書のスカウトを受けたのである。 当時の私は、定時制高校の学生だったので、 履歴書上は、中卒だ。 20歳の中卒女が、入社一年目で、 手取り25万(額面で32万)も稼げる仕事はないだろう。 有名大出身で、やっと届くかというレベルの初任給だ。 すごく魅力的な案件だと思った。 しかし、私は人の仕事をサポートするよりも、 営業のように、直接的に、売上に貢献するポジションが好きだった。 もちろん、人をサポートする仕事にも、相応のスキルが必要だし、 間接的には、売上に貢献していると思う。 しかし、やりたいことと、適性は必ずしも一致するものではない。 結局、その社長のオファーは断ったのだが… 私の能力に、手取り25万の価値を見出してくれたことは、誇らしく思っている。